第四者視点

駆け出しキネシオロジストのメモ帳

死について(要はただの自分語り)

 こんなタイトルにして見る人が居るかどうかは甚だ疑問ですが、ひょんなことから死を扱ったボイスドラマを聴いて感想でも書こうと思ったらとても纏まりが悪くなったのと、自分の中の意見の整理も兼ねて書き始めたのがきっかけです。因みに普段はあまりボイスドラマも音声作品も聴きません。

 

 まず、ボイスドラマであれアニメ漫画ラノベエロゲであれ、死を扱う作品に於いて、自分の中の話作りに対するハードルは滅茶苦茶上がります。この話の展開に於いてその登場人物の死は本当に必要かどうか以上に、大きなお釣りが来るほどの話でないと個人的には良いとは思えません。幸いなことに、物心が付いてから現実で自分と近しい人が亡くなられたことが無いので、自分の言葉にどれ程の重み付きまとうか知り得ませんが、なるべく最大限フィクションであれ命は大切にして欲しいと思います。なら死を扱う作品には触れなければ話がある程度片付いてしまう訳ですが、前もって誰かが亡くなるなんてネタバレは死活問題ですし(ネタバレに対しては割と慣用ですが)… まぁ当然予測される死なんてあまり面白くないことが多いので、大体は不意にやってくる死についてについてのことになりますね。

 物語の中で誰かが亡くなるというのに抵抗があるのは前述の通りですが、例えば設定上両親が既に亡くなられてる、というのにもやはりそれに見合うだけの伏線は必ず欲しいと思っています。単にその人が居ると不都合という理由が主で、最初からこの世を去っている、という作品はまず先ず好きません(そんなに数はないと思いますが)。

 

 そこで個人的に、例えばkey作品をあまり好かないのは何故かと考えた時に、誰かが亡くなった上で展開される話にそこまで感動しない、というのが殆どな気がします。単純に自分のツボを外してるというだけですが… 勿論全ての作品で誰かが亡くなっているという訳ではないですが、何かしら引っ掛かったもの、抵抗がありますね。

 とするとまた1つ例を挙げると、自分はエロゲの中でもかなりサクラノ詩を推しますが、トゥルーエンドに向かう中で、圭が生存するルートは存在し得なかったのか、と考えたくもなります。ここではあまり突っ込みませんが。

 

 要するに、誰かが亡くなったことに悲しむというのは当たり前で、そこから逆にハッピーエンドに向かうなら、その過程で誰かを犠牲にしているというのは、先を長く描ききれないフィクションに於いて、中途半端な作りだと自分の中で片付けてしまうんですよね。何れにせよその先の結末に、そこまでの好感を持てないわけです。

 

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 結局死というものがあまり好きでないヲタクがイキっただけの文になっていまいましたが… 書き始めと書き終わりで1週間も間が空き、最初頭の中で描いてた事が結局7割くらいしか書けてない気がします。何か繋ぎもちぐはぐですし。もう少しサクッと、それこそ読みやすく簡潔に書き上げられれば良かったのですが… 教養不足の致すところですorz

 

 そうこう言っても、死のある作品を全く受け入れない訳ではないので、お前がどれ程死に対して否定的であろうと、この作品を読んでみろorやってみろ、というのがあれば是非教えてください。このクソ頭の硬い思考回路が解れるかもです。

 また前述の通り、自分は未だに近しい人を亡くした経験が無かったり、話を作ったことが皆無なのでこの価値観が変わる可能性は大いにありますという保険を() あとはまぁ例えば、正規ルート以外で誰かが亡くなるというのはギリギリセーフ… と言えるかどうかはやっぱり微妙なとこです。

 そしてこの記事を書く切っ掛けになったのは、F.T.W.というサークルの死埋葬というボイスドラマを聴いたことからです。それについても後日記事を上げようと思います。ではでは